最近はノートPCで仕事や作業をする方が増えてきていると思いますが、その際モニターを使って画面を拡張したいですよね。
最近のノートPCはUSB-Cで映像と給電が同時にできるモデルが多く、HDMIやVGA出力端子を備えているノートPCはあまり見なくなりました。
そこで、USB-Cで映像入力ができるモニターが欲しくなるわけですが、基本的にUSB-C出力ができるモニターはかなり高額なことが多いです。
今回紹介する「INNOCN 24C1F-P」は、最安値で1万円台であるにもかかわらず、USB-C映像入力が可能でハブ機能も兼ね備えているコスパの良いモニターとなっています。
USB-C映像入力ができるモニターを探している方におすすめなので、是非最後までご覧ください!
INNOCN 24C1F-Pの概要
今回提供してくださったのは、INNOCN様です。社名を聞いたことが無い方もいらっしゃるかもしれませんが、最近コスパの良いモニターを出していることで名を挙げてきているメーカーになります。
今回紹介するモニターは、その中でも最新型の「24C1F-P」というモデルになります。
製品仕様
INNOCN 24C1F-Pの仕様は以下の通りになります。
項目 | 概要 |
---|---|
型名 | 24C1F-P |
画面サイズ | 23.8インチ IPS アンチグレア |
解像度 | 1920 x 1080(FHD) |
最大リフレッシュレート | 100Hz |
インターフェース | HDMI x 1 USB-C 65W x 1(映像出力可能) USB-A x 2 USB-B x 1 RJ45 LANポート x 1 オーディオジャック x 1 |
スピーカー | 搭載 |
可動域 | 左右方向:45度 上向き:5度 下向き:20度 垂直方向:90度 |
色域 | 99% sRGB |
VESAマウント | 75 x 75 VESAマウント |
本体重量 | 7.34kg |
価格 | Amazon価格:24,990円 (2024/10/30時点、6,290円OFFクーポンあり) |
なんといっても、この価格帯の中では豊富なインターフェースの種類が特徴的ですね!普段ノートPCで仕事や作業をされる方であれば、困ることはなさそうです。
同梱物
INNOCN 24C1F-Pには以下のものが同梱されています。
- モニター本体
- スタンド支柱
- スタンドベース
- 電源ケーブル
- HDMIケーブル
- クイックスタートガイド
- 保証書
USB-C映像入力ができるこちらのモニターですが、USB-Cケーブルは付属していないので、そちらで接続したい方は別途用意する必要があります。
組み立て方
INNOCN 24C1F-Pの組み立て方はとても簡単です。
1.ベースと支柱を突起部分で組み合わせて、ねじで固定する。
ベースの裏に手で回せるねじがあります。
2.スタンドとモニターを接続する。
重ねるだけで固定できるのでとても簡単です。
完成!2つのステップで組み立てられるので、とても簡単です。
外観、スタンド機能
スタンドの高低差は、一番低い状態で390mm、一番高い状態で510mmになります。(スタンド底面からモニター上部で計測)
約120mmの幅で高さを調整できます。
左右の首振りは、左右それぞれ45度ずつ可能です。
前後の首振りは、前傾5度、後傾20度に調整ができます。
回転は、右回転、左回転それぞれ90度ずつ回転します。
どちらの方向でもモニターを縦にして使用することができます。
INNOCN 24C1F-Pを使って分かったこと
僕が実際にINNOCN 24C1F-Pを使って感じたことについて、率直な感想を書いていきたいと思います。
USB-Cで映像入力&給電が可能
INNOCN 24C1F-Pの特徴の一つは、USB-Cポートを搭載しているところ。
これにより、ノートPC、MacBook、iPadなど様々な機器の映像入力がケーブル1本で可能になっています。
僕はノートPCを持っていないので、iPad Proで試してみました。
この通り、ケーブル1本を接続するだけでiPadの画面拡張ができるようになりました。これが1万円台のモニターで出来るのは正直驚きました。
また、Nintendo SwitchでもUSB-C1本で映像入力ができるか確認したところ、できることがわかりました。ドックがいらなくなるので、これはめちゃくちゃ便利。
ハブ機能を備えている
このモニターはUSB-Cだけでなく、USB-A x 2、LANポート、USB-Bも備わっています。
会社用とプライベート用で2台ノートPCを持っている方は、マウスやキーボードの接続を繋ぎ変えることなく使うことができます。
また、USB-Bポートを使えばデスクトップPCに接続可能なので、ノートPCはUSB-C接続、デスクトップPCはUSB-BとHDMIという運用も可能になっています。
モニターの位置調整がしやすい
これは使ってみて地味に便利だったのですが、スタンドの全面と回転部分にメモリが打ってあります。これにより、モニターを置く位置を決めやすかったり、モニターが正面を向いているかわかりやすかったりします。
また、モニターを縦回転させるとき、モニターがデスクと並行になるときにピタッと止まるようになっています。これも微妙に傾く心配もなく、位置が決めやすくていいなと思いました。
HDMIポートは1つしかない、DPは無し
僕はデスクトップPC、iPad Pro、Nintendo Switchをモニター出力して使いたいので、HDMIポートが1つしかないと、全てを繋ぎっぱなしにできないのが、少し不便かなと思いました。
HDMIかDPどちらかもう一つあればより便利に運用できそうですが、この価格でUSB-Cを搭載しているので許容できる範囲ですね。
スピーカーはおまけ程度の音質
これはモニターあるあるですが、スピーカーの音質はおまけ程度と考えておいた方がいいです。そこまで音質はいいものではなかったです。
とりあえず音が出ればいいという方であれば問題ないですが、良い音で動画を見たい、ゲームをしたいという方は外付けスピーカーを導入しましょう。
モニター設定がわかりにくい
モニターの設定画面で大体の項目は見た感じで分かるのですが、いくつかの項目は、「この設定は何に使うの?」といったわかりにくいものもありました。
ユーザーマニュアルには設定項目の説明が無いので、試しながら違いを見つけていくしかなさそうです。
ボタンはちょっと固め
モニター右下に配置されているボタンは押していてちょっと固いなと思いました。
モニターが回転するほどではないですが、少し力がいるので個人的には押しづらかったです。
INNOCN 24C1F-Pはこんな人におすすめ
INNOCN 24C1F-Pをおすすめしたい人は、
- コスパのいいUSB-Cで映像入力ができるモニターを探している人
- 安いゲーミングモニターを探している人
- サブモニターとして、24インチくらいのモニターを使いたい人
この価格でUSB-Cで映像入力ができるモニターはなかなかないので、使ってみたい!と思っていた方はお試しで「INNOCN 24C1F-P」を使ってみるのがおすすめです!
また、最大リフレッシュレートが100Hz出ますので、ライトなゲーム用途としても十分使えるスペックです。
まとめ
今回は「INNOCN 24C1F-P」のレビューをしました。レビューをまとめると以下になります。
- USB-Cケーブル1本で映像入力ができる
- ハブ機能を兼ね備えている
- モニターの位置調整がしやすい
- スペックに対して価格が安くコスパが良い
この価格でUSB-Cポート、65Wの給電、ハブ機能があるモニターはなかなかないです。そう考えるとかなりコスパの良いモニターですよね。
価格なりの不満点は多少ありますが、それが気にならないくらいのスペックを持っているので、コスパの良いモニターをお探しの方は、是非こちらの「INNOCN 24C1F-P」を検討してみてはいかがでしょうか?